namtoknaam’s blog

社会的実践家の仏教説法家スパワン師の本を読み解いていきます

2019-01-17から1日間の記事一覧

その10-ブッダの一握りの木の葉 ―ブッダの核となる教えとは

スパワン師の原著 10 つまり、覚りを得た者とは、すべてを知る者であり、覚醒した者であり、祝福を得た者を意味し、ブッダの真の特徴を示していました。いずれにしても、ウパカに対して話したことは、ブッダが解脱したとを初めて世に知らせる内容でした。こ…

その9-ブッダの一握りの木の葉 ―ブッダの核となる教えとは

スパワン師の原著 09 -出家僧よ、あなたの肌はみずみずしく、身体は白く明るく澄んでいる。どなたの流派に属しているのか。どなたがあなたの師なのか、どなたの名高い教えに接しているのか。 ブッダは、彼の人に求められるまま正直に、真実に即して答えまし…

その8-ブッダの一握りの木の葉 ―ブッダの核となる教えとは

08 08 そのときは、自然の道理だけがありました。つまり、そこに「在る」という、言葉に出来ない在るがままの状態に対する認識だけがあったのです。まだ、涅槃という言葉が、生じていなかったかもしれない可能性がありました。そのとき、ブッダは、一人で解…

その7-ブッダの一握りの木の葉 ―ブッダの核となる教えとは

スパワン師の原著 07 しかし、人生の真の目的は何か、誰も本当に知らなかったのです。シッダールタ青年は、覚りを探求する集団に6年間、参加しました。命がほとんど危険になるまで、その時代にあった様々な修行方法を試行錯誤しました。その時代のインド社会…

その6-ブッダの一握りの木の葉 ―ブッダの核となる教えとは

スパワン師の原著 これから、タイの仏教説法家のスパワン・クリーン師の上記の仏教の本を少しずつ訳していきたいと思います。なお、翻訳の許可はスパワン師からいただいています。 06 第2章 何故、原因の前に結果が来るのか 前の章では、私は、ブッダが人間…