2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧
スパワン師の原著 15 第三章 涅槃はどこにあるのか 子供の頃、私は、涅槃というのは天女と神々で満ちた美しい天国を想像したところで、私達のような一般の人が行き着けないところであるという言葉を聞きました。何故なら、あまりにも遠く、ブッダや非常に経…
スパワン師の原著 14 もしブッダの発見した真理を理解しなかったら、私達は、たとえ世界中の学位を取ったとしても、真理の何も理解する日はないでしょう。何故なら、世界のあらゆる事を知ることは、いくら素晴らしくても、すべては人生の牢獄の壁の中で生じ…
スパワン師の原著 13 もし、ブッダが説法を行う決断をした大きな慈悲がなければ、輪廻の中に彷徨う私達の人生は、さらに何十万年も暗闇の中にいたに違いありません。それを考えると大変恐ろしいです。何故なら、今後、あまりに長く耐えねばならないからです…
スパワン師の原著 12 しかし、間違っていません。何故なら、これは、言わば、森で迷った男が不死の甘露(アムリタ)の池を見つけたという「結果」が最初に来た男の経験だからです。もし、元々「虎」ではなかったという真理を探求する最初の人がいなかったら…
スパワン師の原著 11 物事の両極端は正しくない、すなわち、苦行や必要以上に食べることは不適切であると。これは、涅槃がどの方角にあるかを前もって方角を言っているのと等しいことでした。続けて、正しい行為は中道を歩まなければならないと述べました。…
スパワン師の原著 10 つまり、覚りを得た者とは、すべてを知る者であり、覚醒した者であり、祝福を得た者を意味し、ブッダの真の特徴を示していました。いずれにしても、ウパカに対して話したことは、ブッダが解脱したとを初めて世に知らせる内容でした。こ…
スパワン師の原著 09 -出家僧よ、あなたの肌はみずみずしく、身体は白く明るく澄んでいる。どなたの流派に属しているのか。どなたがあなたの師なのか、どなたの名高い教えに接しているのか。 ブッダは、彼の人に求められるまま正直に、真実に即して答えまし…
08 08 そのときは、自然の道理だけがありました。つまり、そこに「在る」という、言葉に出来ない在るがままの状態に対する認識だけがあったのです。まだ、涅槃という言葉が、生じていなかったかもしれない可能性がありました。そのとき、ブッダは、一人で解…
スパワン師の原著 07 しかし、人生の真の目的は何か、誰も本当に知らなかったのです。シッダールタ青年は、覚りを探求する集団に6年間、参加しました。命がほとんど危険になるまで、その時代にあった様々な修行方法を試行錯誤しました。その時代のインド社会…
スパワン師の原著 これから、タイの仏教説法家のスパワン・クリーン師の上記の仏教の本を少しずつ訳していきたいと思います。なお、翻訳の許可はスパワン師からいただいています。 06 第2章 何故、原因の前に結果が来るのか 前の章では、私は、ブッダが人間…
スパワン師の原著 これから、タイの仏教説法家のスパワン・クリーン師の上記の仏教の本を少しずつ訳していきたいと思います。なお、翻訳の許可はスパワン師からいただいています。 05 話を聞いて道理を理解し、北に進む入り口で私を待つ選択をしたなら、自ず…
スパワン師の原著 これから、タイの仏教説法家のスパワン・クリーン師の上記の仏教の本を少しずつ訳していきたいと思います。なお、翻訳の許可はスパワン師からいただいています。 04 これは、いわば、ベンガル「虎」から「豹」に変わりたいだけのようだと言…
スパワン氏の原著 これから、タイの仏教説法家のスパワン・クリーン師の上記の仏教の本を少しずつ訳していきたいと思います。なお、翻訳の許可はスパワン師からいただいています。 03 あるいは、真の自由に向かうために人生の牢獄から連れ出す道筋を発見した…
スパワン師による原著 これから、タイの仏教説法家のスパワン・クリーン師の上記の仏教の本を少しずつ訳していきたいと思います。なお、翻訳の許可はスパワン師からいただいています。 02 すべては、真の自由に欠けているベンガル「虎」のメタファーなのです…
原著『ブッダの一握りの木の葉 ―ブッダの核となる教えとは』 これから、タイの仏教説法家のスパワン・クリーン師の上記の仏教の本を少しずつ訳していきたいと思います。なお、翻訳の許可はスパワン師からいただいています。 01 ブッダの一握りの木の葉ブッダ…